忙しさにバタバタしている毎日に突然の訃報…
それは、中学の後輩の鬱病による自殺であった。遺書もあった。
通夜に行ったのだが、その時に遺書を見せていただいた。
鬱病・睡眠薬を1500錠を飲んだそうだ…遺書の終わりの方は、
字も読み取れなかった。多分、薬を飲みながら書いたのであろう。
彼女の気持ちが私には良く分かる。そして、家族の悲しみも良く分かった。
可愛がっていた後輩で今までも付き合いがあり、互いに鬱病という病気に
なってしまった事を話せる子であった。しかも2ヶ月前に彼女からの手紙を
私は受け取っていた。その手紙には、「私は一生結婚しないし、子供も作らない。
でも、先輩には可愛い子供が2人もいる。先輩は生き抜かなきゃ駄目ですよ。
先輩はN蔵君を生んでから、変わった。先輩に自覚は無いのかもしれないけど、
先輩が変わった事は事実。いつキレてしまうか分からない不思議な先輩から、
母親に変わった。だから、絶対に死んじゃ駄目。20年以上、私は先輩が
大好きだった。それはやんちゃしてても自分より弱い者には絶対に手を
出さない正義の人だったから、尊敬出来た。離婚してもN蔵君を抱いて
笑ってる先輩に皆驚いてたもん(笑)先輩の人生は波乱万丈で、私より辛い
思いをして生き抜いてる人。だから、先輩は絶対に老衰で死んで下さい(笑)」
と、手元の手紙には書かれている。お互いに頑張ろうとは言わなかった。
頑張れない事が分かっていたからだ。だが、私が死にかかった時、
彼女は「私より先に死なないで下さい。」とだけ言った。私は、
「順番なんだから、私が先に死ぬんだよ(笑)アンタはもっと後だよ。」
と言った。彼女への返事は、メールで送った。「世知辛い世の中だけど、
生まれたからには、生きなきゃな。手抜きしながら適当に生きていくんだよ(笑)
じゃなきゃ、すぐ死にたくなっちゃうからなぁ。」というな内容で送信した。
通夜で皆が泣いている時、私は泣かなかった。悲しくなかった訳ではない。
棺に彼女が好きだった「時計じかけのオレンジ」のDVDを入れさせてもらった。
そして、他の友達と後輩達と少し話してから、私は家に帰り、
12時頃、家族が寝静まってから号泣した。私は生きなければいけない。
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